2012年4月新刊感想リスト
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・高田崇史『カンナ 天草の神兵』(講談社文庫)…新書で読了済
・辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社文庫)…単行本で読了済
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ネット上の感触だと評価が真っ二つのような感じのドラマ版『ステップファザー・ステップ』
私は……うーん、全体的には楽しめなかったなぁ、って感じです。
好評な層は主に「20時代のファミリー向けに良く組み立てなおしてる」「双子かわいい」「泣けた」などなど、か?
時間帯と対象枠を考えての変更は仕方がないと思うのですが、個人的に私が「むーん…」ってなっちゃったのは、やはりこの作品で私が魅力を感じたポイントが拾われていないという印象を抱いたからなのだろう。
原作の『ステップファザー・ステップ』は、私の中で長らく『突発的父子関係萌え』作品の上位に鎮座している作品。
この『突発的父子関係萌え』だが、私はそれの何が良いって、血縁の上に胡坐をかかない親子関係を描くからなのですよ。
その点から言うと、ドラマ版のステップファザー・ステップは、「血がつながってるんだから、親が子を想わないわけがない。子供が親を求めないわけがない」っていうことを鬱陶しいまでに主張していることが一番鼻に付いて仕方がなかったのです。
礼子先生の改悪もこの点を酷くしていた(あの礼子先生がいなけりゃまだいくらかマシだったような気がしないでもないよ)
別に親子の絆そのものを否定するわけではないけれど、血縁があることだけで“親子”であれると思い、親子でも忘れてはいけない努力やお互いへの尊重を忘れてるのはなんなの、となるわけで。
『ステップファザー・ステップ』でも実の親は後に双子を気にしつつも結局は親の責任は放棄したまま(未収録の短編でどうなっているのかはわからないのですが……)
私が「良いわー」と思う『突発的父子関係萌え』な作品は、そのあたり「家族は家族たろうとして創っていくもの」な感じがあるところがポイントなのです。
私がツボにはまった作品では、血縁があるパターンでも親子として過ごしたことがなく、ぎこちない他人行儀な関係からスタートするパターンが多い。
「血縁があるから、親子だから親子になる」のではなく、「あくまで他人からスタートするのだけれど、自分とは別の人間として接し、理解できない、理解されないことに苛立ち時にぶつかることを繰り返し、時間をかけて理解し、情も生まれ関係が深まる」過程が描かれていることがこのジャンル(?)の魅力なんだよなぁと思っている。
母子ものでもあることはあるんだけど、あっさり母性に直結されてしまう危険性が高いのでツボにはまるものは少ないな。
血縁に由来しない、お互いへの信頼、が築かれる過程が見たかったわけです。
上川さんの演技は賛否両論みたいだったようですが(ロボットなんだよそこは諦めようよw)、子供を理解していない前半から、子供の今後を考えて諭すようになってきている後半と、双子に接する時の姿勢の変化が出ていたとは思うのだよね。
見ていて「ほぅほぅ」と納得できていたのですが。
一言でまとめると「良くデレた」になってしまうわけですが(笑)
……日本語やっすくなったなぁ……(-_-;)
それに対して双子は最初っから懐きまくりでその上実の親も声高に求める。
年齢設定の問題もあるのはわかる。
原作では中学生で、最初は明確にステップファザーは自分たちが生活するために利用する目的から始まり、さらには実の両親についても戻ってきたならば戻って来たでそれなりに受け入れる準備がある様子を見せていた。
小学生にそれを要求する気はない。
だからこそ、それなりの関係構築の過程の見せ方や設定の調整は必要だったと思うのですよね。
とまぁ……途中から、正直楽しみ方が限定されていたTVドラマだった(ツンデレ! ツンデレ!)
子役の年齢、20時という放送時間からしてこれが限界か。
しかしもう少し手があったのではないのか。
むーん。
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Office Augustaの20周年企画の第一弾?となるスペシャルライブは、服部隆之率いるRUSH STRINGSと山崎まさよし・スキマスイッチ・秦基博の共演という、話を聞いただけでおなかいっぱいになりそうなライブ。
武道館で良い席に座れたためしがないので諦めていましたが、ほとんど真横……モニターつけてモニター。
開演前の会場内には、『HERO』のテーマソングなどが流れておりました。
そういえばこれ、服部隆之さんの作曲か。
そして開演。
秦・山崎・スキマ・そして服部さんご自身の楽曲をメドレーでストリングスVer.を演奏。
(他の方のブログなどを確認すると、『キミ、メグル、ボク』『僕はここにいる』『HERO』テーマ曲『奏』の順だったようで)
ストリングスでのアレンジがいいわ~。
正直、三人対バンなわけで一人ひとりの濃度は薄くなるかなと思っていたので、楽しみのメインはわりと服部さんのアレンジなんだよね。
このあたまのインストメドレーでアレンジへの期待がむくむく。
そしてそのまま舞台にスキマスイッチ登場。
一曲目が『藍』で、「ほうほう、なるほどこういう雰囲気……」と思ったら二曲目でいきなり『view』か!
ストリングスアレンジでもガンガンに攻める演奏にものすごい気分が上がった。
『全力少年』は相変わらず客に歌わせるなー(笑)
私、生涯生歌で完全な『全力少年』聴くことはないんだろうか。
スキマスイッチのパートは、わりと無難に纏まっていたような印象だった。
ツアー中ということもあるのだろうか?
それほど練りこまれた印象なかった。
そして秦基博登場。
スキマスイッチに比べて男性ファンが多い印象(笑)
さて、今回のライブで一番完成度が高いと思ったのがこの秦基博さんのパートであった。
凄い、曲とストリングスアレンジの相性がハンパではない。
それに本人の歌唱力があいまって、非常に正統派なレベルの高いステージが完成していた。
今度は是非秦基博単品でストリングスとのライブを2時間たっぷりやって欲しいものだと、心底思ったよ!
比較的あたら閉めの曲が中心で、聞き馴染みのある曲ばかり。
ある意味、「秦基博目当てではないお客にも楽しんでもらえる選曲」であったかな、とつくりの親切さを感じた。
MCでは「韓流スターといわれます」「日本人です」といい、そこに客席から「アニョハセヨー」と声がかかるというゆるゆる応酬。
和む。
さて、いよいよ大トリは……となったら凄い普通に歩いて出てくる山崎まさよし。
そしてグダグダMCが始まる。
……え?
一人だけ柄シャツだし。
何事か。
今回ライブ中継を行って、それがどうやら山崎まさよしパートのみだったようなので、その辺の準備・切り替えのためのつなぎだったのかもしれないけれど……し、締まらないな(´д`;)
グダグダすぎて服部さんに突っ込まれてみたりもする。
これはこれで楽しめるけど……。
ちなみにグダグダが過ぎたせいか、一曲目の『僕と君の最小公倍数』ので出しでいきなり間違えるという。
この手の失敗、今回が初めてじゃないがな……。
ストリングスVer.なら来るだろうと思っていたアップテンポの定番がこなくて意外。
しかし『I'm sorry』ではボックスステップを踏ませる為だけにスキマや泰さんを呼んでみたりと純粋に笑えたところも。
アンコールが『セロリ』一曲だったのには「えー」でしたが。
しかもスキマ、歌詞間違えしなかったか(笑)?
いやー、それにしても山崎まさよし氏のMCの雑さが凄かった。
「服部さんと泰は…………はい絡んで!」と丸投げでネタ振りもしねぇのか!!
そしてぎこちなく交流を始める服部さんと泰さん(笑)
服部「良い曲多いねぇ」泰「良い曲多いんです」のやり取りに妙に笑えた。
今回一番「おお!」と思ったのは弾き振りする服部さんだったなー。
気がついたらノリノリでピアノ弾いて混ざってるんだもの。
ほんと、ストリングスの方を聴きに来たような結果になったな。
せっかくの共演だから、一緒にいろいろ歌ってほしかったなというのが正直なところだったかも。
しかしそんな不満を持ちつつも泰基博パートは本当に素晴らしかった。
良いね良いね。
以下セトリ
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初演時もその演出の楽しさで思い切り楽しませてくれた『トリツカレ男』(いしいしんじ原作)の再演。
今回は客演として金子貴俊と星野真里を迎えての新キャスト。
すぐに何かに夢中になる=とりつかれてしまう「トリツカレ男」のジュゼッペは、街で出会った少女ペチカに夢中になる。
明るい笑顔にも、どこか愁いのあるペチカ。
その愁いを晴らしてやろうとジュゼッペは……。
愚かしいほどに一途にトリツカレてしまうジュゼッペ。
どうしてそこまで……と誰しも思う。
そんなジュゼッペを呆れながらも見守る人もいる。
どちらもきっと、一途に打ち込み続けることができない自分を感じている人なんだろうなぁ。
それにしてもほどほどにね、とは思うけど(笑)
そのほどほどにね、を妥協ではない何かとして教えてくれるのがタタン先生なのかもなぁ。
トリツカレても、自分を失わず幸せになるための道を。
初演の時はそこまで感じなかったのだけれど、イザベラが痛々しい。
ジュゼッペのことを思いながらも漂うあの完全な当馬感。
誰よりも自分が理解していると思っていた幼なじみが、自分ではない女の子を一途に思い始めるのを目の前で見るという。
素直になるタイミングを逃してしまった女の悲しさが、若干のウザさとともにとてもリアルにそこにある。
とまぁ、今回もそのストーリー、演出、演技と十二分に楽しませていただきました。
まずはREDキャストで観劇。
今回のビアンカも狂気たっぷりだったわ……あの幼子とは思えない哄笑がどう好意的に見ても精神病んでる系。
初演は目も死んでたけどね(笑)
初演から引き続きのキャストの方々は本当に文句なしに素晴らしかったです。
中でも岡田さつきさんと坂口理恵さんの酔っ払いの演技は凄すぎる(そこかよ)
何あのどこに出しても恥ずかしくない立派な酔っ払い。
畑中さんのジュゼッペも凄い。
本当にそこにジュゼッペがいるなぁ……。
そしてそして、タタン先生役の西川さん。
日程的にも始めのほうの上演回なのでセリフが使えるところがありつつも演じきった。
タタン先生のシーンはどれも印象的……西川さんがタタン先生でほんとに良かった。
今回も生演奏あり、そしてジャグリングありと、本当に見ていて楽しい舞台でした。
上演期間が短かったのが本当に勿体無い、たくさんの人に見て欲しい舞台だった。
そしてカーテンコールではやはり西川さんの挨拶に涙してしまう。
本当に本当に、頑張っていらっしゃるのだなぁ……。
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・近藤史恵『モップの魔女は呪文を知ってる』(実業之日本社文庫)…新書で読了済
・柄刀一『黄昏たゆたい美術館』(実業之日本社文庫)…単行本で読了済
・坂木司『先生と僕』(双葉文庫)…単行本で読了済
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チケット取れたら行こう、と申し込んでみたら取れたので参戦。
Kalafinaはアルバムだけ聴いていてはじめてのライブ。
会場……女の人もそれなりにいるはずなんだけど、私の周りは脅威の男性率。
さらには怒涛のメガネ率。
私の知らないドレスコードでも存在しているんかい……。
漂う若干のアウェイ感(笑)
気になったのは前半、マイクがきちんと音を拾えていないと思う場面がちょいちょいあったことか?
それともああいう、出だしがあまり声の出ない歌い方なんでしょうか
うーん?
後半はそんなこともなくガンガンあますとこなくその歌唱力を発揮していたと感じたので、始めのほうのその点だけが気になった。
しかし生歌は素晴らしかった。
本当にあのハモリを生歌で披露されると圧巻。
やはり歌上手いですよねー。
曲も、アルバムとラジオ等で流れるA面曲しか聴いた事のない私でもわかるものが多くて楽しめた。
予習もしておいたんだけど、それにしてもわかる曲が多くてよかった~。
MCも3人それぞれキャラが違っていて良い。
ラジオにゲスト出演したところを聞いたことがあったけど、あれも面白かったもんなぁ。
東京の雪は大雪じゃない、にはおおいに同意。
でも北陸ほどの大雪は私も体験したことないけどw
そういえば、途中まで何か妙な落ち着かなさを感じていたのだが、その理由は5曲目くらいの時にわかった。
私、いわゆる女性ボーカルグループのライブに参加したの、これが初めてだったのだ。
今まで参加したライブはほとんどソロのものばかり、グループもいわゆるバンドで、ボーカルグループって初めてだ!
納得したら後はひたすら初めての体験を満喫いたす(笑)
考えてみれば、ステージセットをガッツリつくりこんだライブも実に久しぶり。
いろいろと新鮮だった。
インスト曲もかっこよかったです。
しかし、どうしても『symphonia』と『storia』のところでは脳内で歴史秘話ヒストリアのナレーションとかが始まってなんだか妙なことに。
ある意味一番聴かれている曲なんだろうなぁ。
NHKだし。
普段行っているライブとは違うタイプで、いろんな意味で面白かったです。
そうそう、曲に合わせて手を「Yo!」みたいに(笑)動かすあれ、大量発生の様を始めてみました。
アニメ系やアイドル系のライブの画像などで良く見かけるあれ。
いまひとつ良くわからないのですけどあれなんなんでしょう。
ゆるいオタ芸みたいなの?
基本的に男の人が主ですよね、やるの。
「ほえぇ……」と思いながら視界の端で捕らえていた。
ちょっと思ったけど、アリプロのライブなんかも今はあんな感じの動きなんでしょうかね?
昔、STAR PAIN'S Cafeとかでライブやってたときは普通のライブだったんですが。
【以下セットリスト】
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Augusta Campでは何度か見たけれど、単独ライブでの参加は初めて。
ライブが本当に良い印象のスキマスイッチなのでかなり楽しみであった。
川口リリアでは初の3階席。
ていうかここ、3階席あったんだー、と驚き。
ステージ上には紗幕が下ろされており、NEWアルバムのジャケット画が。
足音だけが響き、紗幕の影にシルエット。
そのまま一曲目が始まった。
レコ発でもあるのでアルバム「musium」から多数の曲が歌われたが、出だしの数曲がシングル曲やタイアップ曲でなかなか良い。
MCは少なめかな……と思っていたら、途中で入ったMCが妙に長かった。
常田さんが越谷に事務所のある会社でエアコン取り付けのバイトをしていた時の話とか、大橋さんがイベント系のバイトをしていた時にきつくこき使われていた人とデビュー後自分のライブで仕事をすることになって当時の恨みをボソリと言った話など。
常田さんのバイトの話がなぜか意味不明に広がりを持ち、室外機を階段の上から下まできっちり落としてしまった話とか、親方の「配管は芸術だ」発言など、盛り上がりを見せた。
何故だ。
後は、大橋さんが電車に乗って川口まで来たトーク。
つまり京浜東北線か!
しかし、電車での移動が久しぶりでどう乗っていいのかがわからないという……。
『螺旋』では何ここN.Y.? というようなアレンジになっていて歌に入るまで何の曲か判別が難しかった。
それを狙っていたアレンジらしく、「イントロでポカーン、がいい」とニヤニヤするスキマスイッチの二人。
しかしこのアレンジがなかなか格好良かった。
何より、このライブバックバンド良い。
石成さんがギターで参加するのは知っていたけど、他の人たちも良い。
特にドラムがよろしかったです。
3階席だったのもあったが、実は立たずにずっと座って聞いていた。
しかし、ノっていなかったわけではないのだよ。
今回のライブ、なんだかハンクラするよりは、足で体で、リズムを取り続けたほうが気持ちの良い感じだった。
音と光の洪水、という感じのライブ。
ステージセットはわりとシンプルで、それほど影像効果は使わずライトによる演出が主だったのだけれど、このライトの演出というか曲に合わせての切り替え、動かし方が実に素晴らしかった!
ライブ! って感じだったし、音とあいまって観客のテンションを上げるあげる。
クオリティ高かったわー。
観客側からすれば「ステージのクオリティ高ぇ!!」って感じだったのだろうけれど、アーティスト側からしても「客のクオリティ高ぇ!!」な感じだったらしく、MCでとにかく客席を誉めるしツアー初日とは思えない暖まり具合であった。
双方テンションMAXなんだからまぁ、幸せだよなー。
バラード系を挟みながらも、後半で『キレイだ』や『全力少年』を持ってきて更に上げる。
『キレイだ』ではコーラス練習が入りましたが、だんだん難易度が高くなって大変なことに。
山崎まさよしは客に求める早口言葉のレベルが高いが、スキマスイッチは客に求めるコーラスのレベルが高い(笑)
……しかし私、ライブVer.で『全力少年』まともに聞いたことないわ。
だって、たいがいサビの部分を観客に歌わせるんだものwwwwww
いやぁ、正直一度くらいは全部スキマスイッチが歌う生歌Ver.を聞きたいものです(^_^.)
アンコールでは、まさかのインスト曲。
大橋さんがエレキギターを準備するとざわめく会場。
音出しをするたびに会場が沸いてしまいには大橋さんが「うるさーいっ!!」とぷんすかする。
何だこの空気。
しかしこのインストが超かっこよかったです。
バックバンドの皆さんとガッツリ決めてくれた。
『ガラナ』も良かったー。
好きなんだよねこの曲、テンションあがる。
そして最後の曲がまさかの『惑星タイマー』で、なんとも素晴らしかったです。
ネットで他の人の感想を見ると、いつもとはまた違った仕上がりのライブだったようで。
しかし完成度超高かった!
セットリストもアレンジも、バックバンドも生歌も、ステージ演出照明演出全て二重丸なライブでした。
もう一公演くらい見たくて仕方がないわ。
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・森博嗣『銀河不動産の超越』(講談社文庫)…新書で読了済
・太田忠司『奇譚蒐集家』(創元推理文庫)…単行本で読了済
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