映画を見てきた。
ちなみに、『スカイ・クロラ』はシリーズ最終巻にあたる作品です。
監督:押井守
原作:森博嗣
うーん、押井節も森博嗣分も少なめな印象。
原作の台詞はほぼそのまま使用されているにもかかわらず森博嗣分が薄いのは、おそらく原作で重要な部分がほとんどモノローグ部にあり、映画においてその部分は再現されていないからなのだろうなぁ。
そのせいか、映画のカンナミは、なんとなく私の中のカンナミ像よりもウェットな感じに仕上がっておりました。
押井節が少なめなのも含めて、脚本の影響かなぁ?
脚本:伊藤ちひろ、脚本監修:行定勲ゆえの、森博嗣よりもウェットな感じの仕上がりなのだろうか。
ウェットな感じなのは、やはりあのラストのあたりかな。
原作と変えてましたね。
原作ではあっさりカンナミがクサナギを××てしまいますからなー(笑)
あそこ忠実にやったら、ますます原作未読者を置き去りだから仕方がないですが~。
まぁ、原作とは別物として見るのが正解か。
とりあえず、プロペラ戦闘機の戦闘シーンでご飯三杯いける人は見に行くべきかと思う。
ちなみに。
映画化にあたって長らく積んでいた(ヲイ)原作シリーズを一気読み。
著者が「自身の代表作」と言っているのは、きっとプロペラ機とエンジンへの愛を注ぎ込んだからだと思い込んでいたのですが(笑)、「なるほど、これは代表作かもな……」なシロモノでした。
『ダウン・ツ・ヘヴン』あたりからその仕掛けが明らかになりだし、『クレィドゥ・ザ・スカイ』で一気に化けた。
まさか……シリーズ5冊使って叙述トリックだったなんて!!(笑)
「ここで○○が××ってことは、あの巻でのアレは実は△△だったって訳で……」てな具合に、読み終わってからも再び一冊目から読み直したい気になる。
やられたー。
かなりどツボにはまったー。
『ナ・バ・テア』が時系列で一冊目にあたり、『スカイ・クロラ』がシリーズ最終巻になりますが、個人的には刊行順に『スカイ・クロラ』から読み始め、再び『スカイ・クロラ』に戻るのが良いかと。

スカイ・クロラ
森博嗣 中央公論新社
bk1/Amazon
↑
装丁に惚れているため、あえてハードカバーを推す。
もちろん、新書、文庫版もありますので、そちらでも。
しかし、集中的に読んだせいか、脳内の成分が森博嗣分に大分毒されてしまったらしく、急に森博嗣作品を絶つと死んでしまいそうな予感がします。
急な減量は離脱症状を引き起こすから、治療計画を立てなきゃ……(笑)
幸い、積んである森作品はまだ何冊かある……(ヲ
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